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Fura 2-AM
Fura 2-AM
- 細胞内蛍光プローブ
細胞内カルシウムイオン測定試薬
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製品コードF015 Fura 2-AM
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CAS番号108964-32-5
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化学名1-[6-Amino-2-(5-carboxy-2-oxazolyl)-5-benzofuranyloxy]-2-(2-amino-5-methylphenoxy)ethane-N,N,N’,N’-tetraacetic acid, pentaacetoxymethyl ester
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分子式・分子量C44H47N3O24=1001.85
容 量 | メーカー希望 小売価格 |
富士フイルム 和光純薬 |
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1 mg | ¥37,200 | 341-08621 |
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マニュアル
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プロトコル
参考文献
1) G. Grynkiewicz, M. Poenie and R. Y. Tsien, "A New Generation of Ca2+ Indicators with Greatly Improved Fluorescence Properties", J. Biol. Chem., 1985, 260, 3440.
2) D. A. Williams, K. E. Fogarty, R. Y. Tsien and F. S. Fay, "Calcium Gradients in Single Smooth Muscle Cells Revealed by the Digital Imaging Microscope Using Fura-2", Nature, 1985, 318, 558.
3) R. Y. Tsien, T. J. Rink and M. Poenie, "Measurement of Cytosolic Free Ca2+ in Individual Small Cells Using Fluorescence Microscopy with Dual Excitation Wavelengths", Cell Calcium, 1985, 6, 145.
4) D. A. Williams and F. S. Fay, "Intracellular Calibration of the Fluorescent Calcium Indicator Fura-2", Cell Calcium, 1990, 11, 75.
5) W. Almers and E. Neher, "The Ca Signal from Fura-2 Loaded Mast Cells Depends Strongly on the Method of Dye-loading", FEBS Lett., 1985, 192, 13.
6) G. H. R. Rao, J. D. Peller and J. G. White, "Measurement of Ionized Calcium in Blood Platelets with a New Generation Calcium Indicator", Biochem. Biophys. Res. Commun., 1985, 132, 652.
7) H. Ozaki, K. Sato, T. Satoh and H. Karaki, "Simultaneous Recordings of Calcium Signals and Mechanical Activity Using Fluorescent Dye Fura 2 in Isolated Strips of Vascular Smooth Muscle", Jpn. J. Pharmacol., 1987, 45, 429.
8) M. Mitsui, A. Abe, M. Tajimi and H. Karaki, "Leakage of the Fluorescent Ca2+ Indicator Fura-2 in Smooth Muscle", Jpn. J. Pharmacol., 1993, 61, 165.
9) 宮川厚夫, 牧野徹, 玉川彰, 尾崎一穂, "ビデオ画像処理を用いた蛍光性カルシウム指示薬Fura-2による細胞内遊離カルシウムイオン濃度分布の測定", 分析化学, 1989, 38, 643.
よくある質問
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Q
細胞内カルシウム測定試薬は何種類かありますが、どのように選べばよいのでしょうか?
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A
測定機器や測定波長などで選ばれることが多いようです。
製品名の後ろに[-AM]が付いているものは細胞膜透過型になります。
それぞれの試薬の特性は【Fura 2】
・2励起1蛍光
励起(λex= Ca:340 nm, Ca free:380 nm)、蛍光:λem=500 nm
・解離定数:224 nmol/L
・蛍光強度比での測定が出来るので、誤差要因の補正を行なうことが出来る。
=>細胞内Ca濃度の計算が行ない易い。
・最も多く使用されている。
・励起フィルターを切替えなくてはいけないので、切替え間のタイムロスがある。
(機器の性能にもよる)【Fluo 3】
・1励起1蛍光
励起:λex=508 nm、蛍光:λem=527 nm
・解離定数:400 nmol/L
・励起波長が長波長側にあるので細胞に与える障害が少ない
(NADH,NADPHの影響が出ない)
・Arレーザーによる励起装置が使用出来る。
・スライス標本には適さない
(Fluo3がスライス表面の死んだ細胞に結合するのか、細胞外のカルシウム濃度を測定する)【Fluo 4】
・1励起1蛍光
励起:λex=495 nm、蛍光:λem=518 nm
・解離定数:360 nmol/L
・Fluo3よりも蛍光強度が強い。
・励起波長が長波長側にあるので細胞に与える障害が少ない
(NADH,NADPHの影響が出ない)
・Arレーザーによる励起装置が使用出来る。
・Fluo3よりも細胞毒性がでやすい。【Indo 1】
・1励起2蛍光
励起:λex= 330 nm、蛍光(λem= Ca:410 nm, Ca free:485 nm)
・解離定数:250 nmol/L
・励起波長の切替えの必要がないので、非常に早い速度のCa濃度変化や心筋細胞の
ような動きの試料も測定できる(但し、検出器は2台必要)【Rhod 2】
・1励起1蛍光
励起:λex=553 nm、蛍光:λem=576 nm
・解離定数:1.0 μmol/L
・励起波長が長波長側にあるので細胞に与える障害が少ない
(NADH,NADPHの影響が出ない)
・Arレーザーによる励起装置が使用出来る。【Quin 2】
・1励起1蛍光
励起:λex=339 nm、蛍光:λem=492 nm
・解離定数:110 nmol/L
・一番最初に開発されたプローブ
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Q
はじめて測定します。Ca2+プローブの原理や測定方法、トラブルシューティング法を分かり易く教えて下さい。
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A
はじめて細胞内Ca2+測定をされる方を対象としたプロトコルを作成しております。
原理、Ca2+プローブの特徴、測定方法、トラブルシューティングの方法等を記載しておりますので、ご参照下さい。下記リンクよりダウンロード可能です。
「はじめて細胞内Ca2+を測定する方へ -カスタマーサポート担当者の視点から-」
取扱条件
性状: | 本品は、黄色~橙黄色結晶性粉末または固体でジメチルスルホキシドに溶ける。 |
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純度(HPLC): | 98.0% 以上 |
蛍光スペクトル: | 試験適合 |
NMRスペクトル: | 試験適合 |
保存条件: 冷凍,遮光 |