バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所

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バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所Biofilm Formation Assay Kit

06 細菌研究用試薬

Biofilm Formation Assay Kit

バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所

  • 細菌研究用試薬
  • 食品機能評価
  • バイオフィルム

バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット

  • バイオフィルム形成量および薬剤のバイオフィルム形成阻害を測定できる
  • 測定の手間を大幅に低減
  • バラツキを抑えることが可能
  • 製品コード
    B601  Biofilm Formation Assay Kit
容 量 メーカー希望
小売価格
富士フイルム
和光純薬
96 tests ¥17,400 340-09573

「試験片用バイオフィルム形成能測定キット」をラインナップ!

・独自開発の蓋(TestPiece Holder)で、任意の素材をを簡便に測定できます

キット内容
96 tests ・Crystal Violet Solution
・96-peg lid
・96-well Plate         
22 ml ×1
×1
×10

  • バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所
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マニュアル

  • 取扱説明書 日本語
    バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所
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    バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所

Biofilm Formation Assay Kitの特長と操作

技術情報

特徴① 測定の手間を大幅に低減

 既存法はマイクロプレートの底にバイオフィルムを形成するため、菌の培養に伴う培地交換や、染色工程前後の洗浄作業に多くの手間を要していました。本キットは蓋に固定されたピン上にバイオフィルムを形成させるため、培地交換や染色工程が蓋を移すだけで完了し、操作が非常に簡便です。

バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所

参考文献

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文献No. 対象サンプル 引用(リンク)
1) Streptococcus mutans
(ATCC 35668)
I. Okamoto, H. Miyaji, S. Miyata, K. Shitomi, T. Sugaya, N. Ushijima, T. Akasaka, S. Enya, S. Saita and H. Kawasaki, "Antibacterial and Antibiofilm Photodynamic Activities of Lysozyme-Au Nanoclusters/Rose Bengal Conjugates", ACS Omega2021, doi:10.1021/acsomega.1c00838.
2) A. baumannii
(MDRAB)
Y. Sato, T. Ubagai, S. T.-Nagakawa, Y. Yoshino, Y. Ono, "Effects of colistin and バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所 on multidrug-resistant Acinetobacter baumannii biofilms: advantages and disadvantages of their combination", Sci. Rep., 2021, 11, 11700. doi:10.1038/s41598-021-90732-3.
3) Staphylococcus aureus S. Zhang, X. Qu, J. Jiao, H. Tang, M. Wang. Y. Wang, H. Yang, W. Yuan and B. Yue, "バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所 enhances aminoglycosides efficacy against implant infections caused by methicillin-resistant Staphylococcus aureus, persisters and biofilms", Bioact. Mater.2021, doi: 10.1016/j.bioactmat.2021.11.019.
4) Vibrio parahaemolyticus
(腸炎ビブリオ)
M. Billaud, F. Seneca, E. Tambutté and D. Czerucka, "An Increase of Seawater Temperature Upregulates the Expression of Vibrio parahaemolyticus Virulence Factors Implicated in Adhesion and Biofilm Formation", Frontiers in Microbiology, 2022, 13, 840628.
5) R. capsulatus T. Shimizu, T. Aritoshi, J. T. Beatty and T. Masuda, "Persulfide-Responsive Transcription Factor SqrR Regulates Gene Transfer and Biofilm Formation via the Metabolic Modulation of Cyclic di-GMP in Rhodobacter capsulatus", 2022, doi:10.3390/microorganisms10050908.

よくある質問

Q

バイオフィルムの形成条件はどのように検討すればいいですか?

A

バイオフィルム形成条件の検討項目としては、培地の種類、菌播種濃度、培地の交換回数、培養時間、培養温度などが挙げられます。

そのうち、培地の種類、菌播種濃度、培地の交換回数、培養時間を検討する場合の実験例をご紹介致します。
培養温度を検討される場合には、Biofilm Formation Assay Kit(製品コード:B601)を複数ご用意頂く必要がございます。
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形成量検討例-①
この検討により培地の種類、菌播種濃度、培地交換条件下でのバイオフィルム形成量を確認できます。

(プレート配置例)

バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所

 

日程表

バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所

手順

1)一日目:96-well plate① A, B行の各ウェルに培地A~Dで調液した菌濃度①, ②の菌液を配置例と同じように180 μl播種する。
 C~H行は空のままにする。96-peg Lidを被せ、微生物の成長に適した温度で24時間培養する。
 ※例:菌濃度①約107CFU/ml、菌濃度②約106CFU/ml
2)二日目:96-well plate② A, B行の各ウェルに菌を含まない培地を配置例と同じように180 μl入れる。
 C, D行の各ウェルに培地A~Dで調液した菌濃度①, ②の菌液を配置例と同じように180 μl播種する。E~H行は空のままにする。
 手順1)の96-peg Lidを96-well plate②に被せ、微生物の成長に適した温度で引き続き24時間培養する。
3)三日目:96-well plate③ A~D行の各ウェルに菌を含まない培地を配置例と同じように180 μl入れる。
 E,F行の各ウェルに培地A~Dで調液した菌濃度①, ②の菌液を配置例と同じように180 μl播種する。G,H行は空のままにする。
 手順2)の96-peg Lidを96-well plate③に被せ、微生物の成長に適した温度で引き続き24時間培養する。
4)四日目:96-well plate④ A~F行の各ウェルに菌を含まない培地を配置例と同じように180 μl入れる。
 G,H行の各ウェルに培地A~Dで調液した菌濃度①, ②の菌液を配置例と同じように180 μl播種する。
 手順3)の96-peg Lidを96-well plate④に被せ、微生物の成長に適した温度で引き続き24時間培養する。
5)取扱説明書のバイオフィルム形成量・バイオフィルム形成阻害測定の手順(2)~(6)を新しい96-well plateを用いて行う。

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形成量検討例-②
この検討により培地の種類、菌播種濃度、培養時間条件下でのバイオフィルム形成量を確認できます。

(プレート配置例)

バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所

 

日程表

バイオフィルム形成量・形成阻害測定キット Biofilm Formation Assay Kit 同仁化学研究所

手順

1)一日目:96-well plate① A, B行の各ウェルに培地A~Dで調液した菌濃度①, ②の菌液を配置例と同じように180 μl播種する。
 C~H行は空のままにする。96-peg Lidを被せ、微生物の成長に適した温度で24時間培養する。
 ※例:菌濃度①約107CFU/ml、菌濃度②約106CFU/ml
2)二日目:96-peg Lidを外す。96-well plate①の A, B行は培地を交換せずに培養を継続する。
 C,D行の各ウェルに培地A~Dで調液した菌濃度①, ②の菌液を配置例と同じように180 μl播種する。E~H行は空のままにする。
 外しておいた96-peg Lidを96-well plate①に被せ、微生物の成長に適した温度で引き続き24時間培養する。
3)三日目:96-peg Lidを外す。96-well plate①の A~D行は培地を交換せずに培養を継続する。 
 E, F行の各ウェルに培地A~Dで調液した菌濃度①, ②の菌液を配置例と同じように180 μl播種する。G, H行は空のままにする。
 外しておいた96-peg Lidを96-well plate①に被せ、微生物の成長に適した温度で引き続き24時間培養する。
4)四日目:96-peg Lidを外す。96-well plate①の96-well plate①の A~F行は培地を交換せずに培養を継続する。 
 G,H行の各ウェルに培地A~Dで調液した菌濃度①, ②の菌液を配置例と同じように180 μl播種する。
 外しておいた96-peg Lidを96-well plate①に被せ、微生物の成長に適した温度で引き続き24時間培養する。
5)取扱説明書のバイオフィルム形成量・バイオフィルム形成阻害測定の手順(2)~(6)を新しい96-well Plateを用いて行う。
 

Q

どのような菌種での測定実績がありますか?

A

小社ではBiofilm Formation Assay Kit(本製品)ならびにBiofilm Viability Assay Kit(製品コード:B603)を用いたバイオフィルムの評価において、以下の菌種での評価実績がございます。
 ・Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)
 ・Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)
 ・Escherichia coli(大腸菌)
 ・Streptococcus mutans(虫歯の原因菌のひとつ)
 ・Porphyromonas gingivalis(歯周病の代表的な原因細菌)

上記の細菌を用いた実験例や培養条件等は、取扱説明書をご参照ください。
 

Q

バイオフィルムの形成阻害や薬剤効果を評価するには、どの程度のバイオフィルム形成量が必要ですか?

A

Biofilm Formation Assay Kit(製品コード:B601)を利用した場合、測定手順の最後に得られるクリスタルバイオレット(CV)溶液の吸光度として、0.5 以上(590 nm)を目安としています。

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取扱条件

取扱条件
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